法外な金利から違法業者を見抜こう

法外な金利は違法業者の証!法定金利以上を要求された場合の対処とは

金利は定められた以上の値は設定できない

金利というのは貸し付け業者側にとっては利益に繋がる項目であり、消費者にとっては借りた際の負担に直結している極めて重要な値です。業者側はそれを利益と使いやすさの兼ね合いを考えて設定する必要があります。借り入れの際には何は無くとも金利だけは見ておけというのも納得しますね。

そしてお互いの都合以上に優先されるのは国が定めた基準です。私たち消費者が利用する借り入れは基本的に上限が18%となっており、これを超えて設定する事は出来ず、それ以上を要求すると違法行為になります。間違えて払ってしまった場合には過払い請求もできますので、金利の違法性については最初に確認しておきましょう。
(⇒過払いは本当に起こり得るの?

そして違法業者を見分ける点として、この金利の違いという項目が真っ先に挙げられます。少し高いなんて控えめな表現が出来ないくらい、違法業者はこの点が信じられない事になっています。

返せないほどの金利なら借りない返さないが大事

サラ金も銀行に比べれば平均的に金利は高いとされ、特に上限金利においては結構な差がついていると言わざるを得ません。反面で下限金利については劇的な差があるとも言えませんので、下限金利で借りられるなら自分にとっての利便性が高い方でも良いでしょう。
(⇒上限金利と下限金利の見るべき点

しかし、闇金といった違法業者はこの金利については法外な金額を要求してくる事が当たり前となっています。例えばサラ金の枠を作った際に金利が10%になれば年間で一割の金利が発生するという事になりますが、闇金のトイチと呼ばれる金利ならわずか十日で一割の金利を要求してくるなど、借りた金額によっては返せずに延々と増えていくだけになるのは明白です。

そして無いとは思いますが、そんな法外な金利を要求されても「返せるから返そう」などとは思わない事です。闇金業者は返せる人間であると知るとさらに条件を悪化させて金利を要求する事もままあります。万が一関わってしまったら相手に付け入る隙は与えないようにしましょう。

おかしな金利と思ったら引き返そう

借り入れようと思っていてそのような金利が提示された場合は間違いなく闇金業者ですので、それ以上は関わらないようにして迷惑行為などを受けたなら警察に通報する事も考えておきましょう。被害を受けたなら弱気になるのも良くありません。

金利と言うのは法定金利以外は全て犯罪行為との認識を再度確認しておいてください。