サラ金の悪いイメージはどこから来るの?

サラ金の悪いイメージを払拭!悪い印象を持ち続けられる原因を解明

印象の悪さはどこから来る?

サラ金の初歩的な知識通り、サラ金というのは現代においては消費者金融と呼ぶべき存在であり、業界においてはサラ金と呼ばれる事を良しとしない人も多くおられます。それだけ、サラ金という呼び方が悪いイメージを持たれてしまっているのです。

しかし、金融関連の知識がまだ浅い方にとってはサラ金の何が悪いか、理解に苦しむ事もあります。事実、サラ金を始めとした借り入れは使い方によって全てが決まるので、悪いイメージを持っている方は何も知らないか或いはきちんと金銭管理出来ずに困っている人のどちらかである事が大半です。

では、どうしてそのような悪い印象がサラ金に付き纏っているのか?今回はそれをきちんと理解しておきましょう。

サラ金の印象は過去のもの

サラ金…サラリーマン金融というのは、日本がかつて高度成長期に生まれた呼び方です。この時代は不況だった今現在と違い、文字通りの大量消費が節制という言葉を飲み込んでいました。

そんな時代においてはお金を借りてそれを元手にしての仕事なども非常に多く、貸す側も儲ける事を想定して躊躇なく貸し付けを行っていました。当然景気も良かったので金利も今現在に比べてすこぶる高く、それが常識としてまかり通っていたのです。

その貸し付けの中でも一般の方向けに普及していたのがサラ金でした。当時はそうした呼び名が正式名称となっており、今現在も消費者金融として大手となっている企業もそう呼ばれていたのです。まさにここまで見ると黄金期の景気が良い話に見えますね。

ですが、それは長く続きません。制限の無い貸し付けは無計画な人にも当然利用され、その結果として多くの人が返せないという状況が発生しました。さらに今となっては違法な取り立ても行われており、サラ金という言葉はあっという間にマイナスイメージが板についてしまったのです。
(⇒違法な取り立てを行う業者にご用心

しかしそれ以降は貸付業における法整備が進み、金利が下がり取り立てなどにもルールが制定されました。この頃からサラ金は消費者金融という名称を使いだし、今ではサラ金よりも消費者金融という呼ばれ方をしているのがほとんどとなりました。

昔のイメージを持ちすぎない事

このように、サラ金=悪いイメージというのは昔の利用者の方の失敗が生んだものです。仮に昔のサラ金を使った人の全てが計画的であったとしたら、恐らくこんなイメージは持たれていないでしょう。

それに加えて金利の引き下げや総量規制などもあるので、今となってはサラ金と呼ばれた業者も銀行と同様にルールを守って営業しています。実情を知る前から悪いイメージを持ちすぎるのは考え物ですね。
(⇒借り過ぎ防止の総量規制とは?