主婦のキャッシングは、夫に内緒にできる?できない?
主婦がキャッシングを申し込むのは難しい?
ここ、2,3年で、消費者金融業界を巡る状況は、かなり大きな変化がありました。過払い金請求の基礎になる法律が整備され、また、消費者金融からの借り入れが原因で、多重債務に陥る人が急増したことから、消費者金融からの借り入れに、「年収の三分の一を限度とする」という、新しいルールが導入されました。
このことで、大きな変化が起こったのは、派遣労働者や、専業主婦、在宅ワークなど、収入の少ない人たちです。無職の人については、実質的に借り入れができなくなりましたから、専業主婦と、パートや派遣労働などの仕事で収入を得ている人とで、くっきりと明暗が分かれてしまうことになりました。専業主婦よりは、派遣、派遣よりはパート、そして正規雇用の方が、消費者金融の利用がしやすいという状況になったのです。
これは、クレジットカードのキャッシング枠についても同じで、複数枚のカードを使っている場合は、それらの合計金額が、年収の三分の一以内に収まっていなくてはなりません。
こうしてみると、主婦のキャッシング利用は、以前よりも難しくなり、特に専業主婦には厳しくなった、といえるでしょう。
専業主婦は、夫に内緒でキャッシングの申し込みはできない?
専業主婦は個人の収入がありません。ですから、原則的には新たなカードの申し込みは、しても審査を通ることは難しいといってよいでしょう。完全に無収入であった場合は、まず、消費者金融や、クレジットの利用はできないということになると思います。
では、専業主婦は、クレジットカードの申し込みはできないのか?というと、必ずしもそういうわけではありません。専業主婦の場合は、ご主人の収入と合算での審査ができるというルールもあるからです。ただし、その場合、ご主人が利用されているキャッシング枠が、ご主人の年収から先に差し引かれて、その残りから、奥様の分の限度額が決められてことになります。
ご主人の資力が、奥様を養っていると判断して、両方の収入を共同で利用しているという考え方で、審査を行います。当然、ご主人も本人確認や、在籍確認が行われることになります。
「えっ!?じゃあ、主人に内緒でキャッシングの申し込みができないってこと!?」とびっくりなさる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、その通りで、専業主婦で収入のない方がキャッシングの申し込みをする場合、ご主人の審査なしでは、実際の借り入れは不可能です。申し込みそのものはできますが、審査はご主人も受けてもらえないと、恐らく、確実に通らない、ということになるでしょう。専業主婦の場合は、基本的に夫に内緒で、キャッシングはできないものと思っておいた方が良いでしょう。